OpenBSD 8.0がリリース、61番目のリリースでサスペンド対応などを追加
OpenBSD プロジェクトは2026年10月20日、61番目のリリースとなる OpenBSD 8.0 を公開した。amd64 のカーネル仮想アドレス空間の拡大、arm64 へのハイバネート対応、Intel Arc A-Series への対応などが含まれる。
OpenBSD 8.0 は2026年10月20日に公開されたリリースで、OpenBSD としては61番目にあたる。著作権表記は「Copyright 1997-2026」で、Theo de Raadt に帰属するとされている。カーネル、ハードウェアドライバー、仮想化、ネットワーク、セキュリティにわたる変更が含まれる。
カーネルとハードウェア対応
カーネルとハードウェア関連では、以下の変更が加えられた。
- amd64 のカーネル仮想アドレス空間を 4G から 512G に拡大した。
- arm64 でハイバネート対応を追加した。
- qwz(4) でサスペンド/レジュームを有効にした。
- inteldrm(4) に Intel Arc A-Series(DG2/Alchemist)グラフィックスカードのサポートを追加した。
- ix(4) ドライバーに Intel E610 Ethernet デバイスのサポートを追加した。
- loongson アーキテクチャのサポートを終了した。理由として Clang 22 で動作しないことが挙げられている。
仮想化とネットワーク
vmd(8) では、ゲスト VM あたり最大 64 VCPUs のマルチプロセッサ(MP)サポートを追加した。bgpd(8) には MAX_ADDPATH_COUNT(値は 100)を導入した。
sparc64 のツールチェーンは LLVM に切り替えられた。また、rtrd(8)(RPKI-To-Router プロトコルデーモン)と rtrctl(8) をインポートした。
TLS設定とライブラリ更新
TLS のデフォルト設定が強化された。httpd.conf(5) のデフォルト TLS 暗号は compat から secure. に、relayd.conf(5) のそれは HIGH:!aNULL から secure. に切り替えられた。
ライブラリ類も更新された。libexpat は 2.8.4 に、drm(4) は Linux 6.18.53 相当に、perl(1) の Socket モジュールは 2.041 に更新された。
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出典
- 媒体名: OpenBSD
- 原題: OpenBSD 8.0
- URL: https://www.openbsd.org/80.html