
欧州で記録的な猛暑「さらに熱くなる一方」—7つのグラフで見る新しい気候
2026年5月と6月に英国と欧州を襲った2度の記録的な夏の猛暑が、新しい気候の実態を浮き彫りにしている。6月には気温記録が次々と塗り替えられ、旧記録を2~3℃上回る地域も複数現れた。

記録的な気温上昇
6月の猛暑では、英国ノーフォーク州リングウッドで37.7℃に達した(暫定値)。これは従来の6月の最高気温である35.6℃(1957年に記録、1976年に並ぶ)を大きく上回った。UNの気象機関は「異常な」イベントと表現しており、西欧、中欧、東欧の12カ国以上が6月の気温記録を更新した。フランスとスペインは6月の全国平均気温で過去最高を記録し、一部の国では40℃を超える気温に達し、通年で新記録となった。

熱帯夜の増加
英国とウェールズの大部分で6月に少なくとも1晩、気温が20℃を下回らない「熱帯夜」を経験した。これまで英国では熱帯夜は非常に稀だった。同じ「熱ドーム」が英国と欧州を同時に襲い、ドイツ気象庁は「歴史的な猛暑」と表現、フランス気象庁も「例外的」「歴史的」と述べた。
海の異常な温暖化と気候変動
英国沿岸の海では海洋熱波の状況が強化されており、記録的な大気気温がこれを助長しているとみられる。歴史的には、英国で6月に30℃に達することは数十年前には稀だったが、現在は常態化している。
英国気象庁の主任科学者であるスティーブン・ベルチャー教授は、「人為的な気候変動がこうしたイベントをより起きやすく、より激しくさせている」と述べ、「英国で6月にこのような気温を観測することは、ぞっとするようなものだ」と語った。
レディング大学の気候科学教授エド・ホーキンス氏は、「通常、記録は小幅な更新が期待される。しかし、これほど大幅に塗り替えられるのは注目すべき異常なことであり、5月に同様の現象があった直後だ」と述べた。また、「気温が上昇し続けるにつれて、熱帯夜はますます増加するだろう」とも語った。

科学者の見解
スイス連邦工科大学チューリッヒ校の大気・気候科学研究所のソニア・セネヴィラットネ教授は「歴史的な測定値と比較すると、これは明らかに異常だった」と述べる一方で、「気候科学者として、温暖化した気候を知っていれば、このようなことが起こるのは意外ではない。そのような強い猛暑を説明する唯一の方法は、この長期的な温暖化を考慮に入れることだ。高気圧システムがあれば、この猛暑は今、はるかに熱くなる傾向にある。これは非常に理解しやすい」と述べた。

筆者の見立て
- 同氏は、温暖化した気候では高気圧システムがより激しい猛暑をもたらす可能性があると論じている
- グローバルな平均気温の上昇に伴い、将来の熱波はさらに高い気温に達する可能性を示唆している
- 炭素排出が惑星を温め続ける限り、英国と欧州の夏は平均的にさらに暖かくなり続ける可能性を予想している
- 温室効果ガスの排出がゼロに達して気候が安定するまで、猛暑はどんどん熱くなり続けるだろうと予想している
この記事は元記事の事実のみに基づいて自動生成されました。
出典
BBC News『'Hotter and hotter and hotter' - Europe's new climate in seven charts』https://www.bbc.com/news/articles/c8e2j0j87reo(UN気象機関の報道による)