
Microsoft、Comic Chat をオープンソース化
Microsoft は 1996 年にリリースされた Chat クライアント「Comic Chat」のソースコードを GitHub で公開した。IRC(Internet Relay Chat)の会話を自動的に漫画パネルに変換するこのソフトウェアは、30 年近く前の実験的なコミュニケーションツールとして復活する。

開発の背景と歴史
Comic Chat は David「DJ」Kurlander が 1995 年に「チャットルームが漫画のように見えたら?」というアイデアから開発を始めた。1996 年に Internet Explorer 3 とともにリリースされ、その後 Windows 98 にバンドルされた。Visual C++ 4.0 と MFC で構築されたこのソフトウェアは、24 言語にローカライズされた。
Tim Skelly と David Salesin は SIGGRAPH '96 でこの技術に関する論文を共著した。また、漫画家 Jim Woodring がアプリケーションのビジュアルワールドとキャラクターを創作している。
Comic Chat の特徴
Comic Chat は IRC の会話をリアルタイムで漫画パネルに変換した。「好きです」とユーザーが入力すれば、キャラクターが自分自身を指さすアクションを示し、「怒り」を示唆するテキストが入力されれば、キャラクターは眉をひそめるか腕を組むという表現を取った。
Comic Sans フォントは、Microsoft の書体デザイナー Vincent Connare が 1994 年に設計したもので、Comic Chat がこのフォントの「最初の実在する家」となった。
オープンソース化と現在の提供内容
Microsoft は 2026 年 7 月 16 日にこのソースコードを GitHub で公開した。元のソースコードのスナップショットに加えて、AI による最新化の試みも含まれている。同社は、「チャットルームが漫画のように見えたら?」という当時の実験的なアプローチが、現代のオンラインコミュニケーション機能に影響を与えたと述べている。
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筆者の見立て
- Comic Chat は 1990 年代中盤としては驚くほど先見的であったと論じている
- イノベーションはしばしば、遊び心のある、型破りな、創造的なアイデアから始まると解釈している
- Comic Chat のオープンソース化は、コミュニティが新しく、型破りで素晴らしいものを生み出すインスピレーション源となる可能性を示唆している
出典
Microsoft Open Source Blog「Microsoft Comic Chat is now open source」https://opensource.microsoft.com/blog/2026/07/16/microsoft-comic-chat-is-now-open-source/