Sigma 45mm f/2.8レンズの修理:SMT ヒューズ交換で完全復旧
1月にeBayで格安購入したSigma 45mm f/2.8レンズが、開いたSMT ヒューズの交換により完全に機能復旧した。Panasonic ERB-RE2R00V 2amp 32v ファストブロータイプのヒューズで、オートフォーカスと絞りリングを含むすべての電子制御が回復した。
eBayで1月に購入されたこのSigma 45mm f/2.8レンズは、バレルと光学素子に傷がなく機械的に完全だったにもかかわらず、カメラに装着すると電子制御がまったく機能しなかった。著者がコントロールPCBを分析した結果、DC-DCコンバーターを保護する入力電圧レール上の0603パッケージの2アンペアSMT ヒューズが開いていることが判明した。
ヒューズ特定と交換
レンズのリア部分に搭載されるコントロールPCBの詳細調査により、TI TPS62140RGTR バックコンバーターがDC-DCコントローラーとして使用されていることが確認された。同コンバーターの出力電流仕様は2アンペアであり、故障したヒューズもこれに対応する2アンペア定格であった。著者はLumix カメラシリーズで使用されているPanasonic Semi製SMT ヒューズに精通していたため、Panasonic Semicon ERB-RE2R00V 2amp 32v ファストブロータイプのヒューズを選定した。故障したヒューズを除去してパッドをクリーニングし、新しいヒューズを位置決めした後、一度に1本の端子を保持して半田付けした。
機能復旧と動作検証
ヒューズ交換後、すべての機能が完全に復旧した。オートフォーカス性能が正常に動作し、マニュアルフォーカスダイアルと絞りリングの操作も完全に機能するようになった。修理完了から公開までに約2か月経過しており、春には庭園写真と電子機器プロジェクトの記録に活用されている。ケースマウント部分が非常に堅い以外、レンズの動作に問題は認められない。完全な分解とヒューズ交換は1時間以内で完了した。
PCB設計の詳細構成
コントロールPCBはメインマイクロコントローラー、DC-DCコントローラー、モーターコントローラー、クリスタル発振子、および受動部品で構成されている。SPI フラッシュパッケージ(GD V4CE 2030)がPCB上に搭載されており、8~32mbit NOR パッケージの可能性が高い。モーターコントローラーはRohm BU24020GU 4チャネル仕様であり、未使用の4ピンパッケージはフォトインタラプター用として設計されたが開発段階で廃止されたとみられる。デカップリングコンデンサーは0.1μF~1μFの大型から、ナノファラッド範囲の小型まで複数搭載されている。
筆者の見立て
- ヒューズが開いた原因として、レンズが24時間連続フォーカスラッキング使用を想定していなかった可能性があり、バックコンバーターが2アンペアヒューズの許容範囲を超える電流を消費した可能性を示唆している
- オートフォーカス動作時にカメラがフォーカスハントを数時間~数日間継続するエッジケースがヒューズ開放を引き起こした可能性を示唆している
- レンズコントロールPCB設計者が2アンペアのファストブロータイプSMT ヒューズを実装していた場合、内部伝播遅延により直流電流制限の静的値(ILIMF)を超える実電流が発生する可能性を指摘している。TIデータシートによれば、「デバイスの出力電流は電流制限により制限される。内部伝播遅延により、実電流は静的電流制限を超える可能性がある」と記載されており、同仕様では最小2.45A~最大3.5Aの範囲が規定されている(試験条件:12V、25°C)
- ビアスティッチング実装はファラデーケージまたはガードリングとしては機能していないが、放射ノイズを低減するためのリターンパス提供という役割を果たしていると解釈している
この記事は元記事の事実のみに基づいて自動生成されました。
出典
Salvaged Circuitry 「Sigma 45mm f/2.8 Lens Repair & Analysis」 https://salvagedcircuitry.com/sigma-45mm.html(TI TPS62140RGTR データシート、GigaDevice データシートの報道による)