
1948年から現代まで570以上のOSをエミュレーションで動かす「The Virtual OS Museum」
Andrew Warkentinが個人プロジェクトとして構築・運営する「The Virtual OS Museum」は、1948年のManchester Babyから現代までの570以上のOSをエミュレーション環境で実際に動作させる仮想博物館であり、QEMU、VirtualBox、またはUTM向けのLinux VMとして提供されている。
The Virtual OS Museumは、ストアドプログラム方式コンピューティングの歴史をカバーするOS・スタンドアロンアプリケーションのコレクションをエミュレーション上で動作させるプロジェクトである。Andrew Warkentinが2003年にエミュレータイメージの収集を開始してから20年以上にわたる成果物だ。
収録規模と対応環境
収録規模は1700以上のインストール、250以上のプラットフォーム、570以上の個別OSに及ぶ。対象年代は1948年の最初のストアドプログラム方式コンピュータであるManchester Babyから現在までをカバーする。
プロジェクトはQEMU、VirtualBox、またはUTM向けのLinux VMとして実装されている。Windows、macOS、Linuxで動作させるためのハイパーバイザーインストーラーとショートカットが同梱される。
ランチャーと配布形態
カスタムのエミュレータ非依存ランチャーが提供され、すべてのOSとエミュレータが事前にインストール・設定済みである。ランチャーにはスナップショット機能が含まれ、壊れたインストールを動作状態に素早く戻すことができる。
ダウンロードにはfull版とlite版がある。
- full版はすべてが事前ダウンロードされた状態で同梱され、オフラインで動作する
- lite版はゲストVMのディスク/テープなどのイメージを初回実行時にダウンロードする
- いずれのエディションも自動・手動アップデートに対応する
構築の背景
プロジェクトは1人で運営・キュレーションされている。一部のインストールは完了までほぼ1週間を要した。相当数のOSが特定のエミュレータバージョンでしか動作しない——後のバージョンでのリグレッションが原因である。一部のエミュレータには、現代のLinuxで動作させるため、またはランチャーと適切に連携させるためにマイナーパッチが必要だった。いくつかのエミュレータには、従来動作しなかったOSを動作可能にするパッチが適用されている。多くのインストールには、実際の使用環境を再現するかたちで各種アドオンソフトウェアも含まれている。
筆者の見立て
- 著者は、ソフトウェア保存の状況はこの20年で大幅に改善されたものの、既存のソフトウェア保存プロジェクトの多くは依然としてアクセスしやすいとは言えないと評している。
- 著者は、本プロジェクトを「各所で保存されてきた歴史をできるだけ多く"実際に手の届く"状態に保つ試み」だと解釈しており、理論上到達可能であることや原理的に起動可能であることではなく、現実にアクセスできることを目指していると述べている。
この記事は元記事の事実のみに基づいて自動生成されました。
出典
The Virtual OS Museum, "The Virtual OS Museum", https://virtualosmuseum.org/