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# Typst 0.15.0 リリース：変数フォント、MathML、複数ファイル出力に対応

2026年6月15日、Typst は version 0.15.0 をリリースした。変数フォント対応、HTML エクスポートでの MathML 方程式自動出力、実験的なバンドルエクスポート機能など、言語とコンパイラの大規模な機能拡張を含む。

前版から複数の機能追加と改善が施された。HTML 出力時の数式ハンドリングが強化され、単一ドキュメント内での複数参考文献リストや複数 PDF 標準への同時対応が可能になった。

## 主要な新機能

**変数フォントと HTML 出力の強化**

Typst は変数フォント対応により、weight、stretch、style、size に基づいて ital、slnt、wght、wdth、opsz といった標準バリエーション軸を自動設定する。HTML エクスポートでは、数学方程式が自動的に MathML へ変換される。変数フォント名から Variable、Var、VF といったサフィックスは削除されることに注意が必要である。

**新しい要素と出力フォーマット**

実験的なバンドルエクスポートターゲットにより、単一の Typst プロジェクトから複数ファイルを出力できる。新しい divider 要素はテーマの区切りを表現し、テンプレートでカスタマイズ可能である。単一ドキュメント内で複数の参考文献リストが利用可能になり、Typst は複数の PDF 標準に同時対応できるようになった。

**セレクタと型システムの拡張**

新しい within セレクタはイントロスペクション用途を簡潔化する。また新しいファイルパス型により、プロジェクト相対パスをパッケージへ渡すことが可能になった。将来的には、ファイル存在チェックやディレクトリ走査などの追加機能が予定されている。

## 改善と修正

レイアウト収束の問題は詳細な診断情報を表示するようになった。リストマーカーのアライメントと中央配置に関する 2 つのレイアウトバグが修正され、HTML エクスポートのパラグラフハンドリングも向上している。

Unicode コンポーネントが更新され、ギレメット（guillemets）の行分割問題が解決された。New Computer Modern フォントは 8.1.0 に更新された。JPEG2000（JPXDecode）と JBIG2（JBIG2Decode）画像、および xmlns 属性のない SVG への対応が追加された。

class 関数は現在、直接の本体のみにクラスを適用し、再帰的には適用しなくなった。より多くのデリミタシンボル（例：chevron.l）が呼び出し可能になった。par.first-line-indent プロパティはフォールド対象となり、list.marker-align プロパティはベースラインアライメントをデフォルトとするリストマーカーアライメント定義用に追加された。

layout エンジンの多くの部分でベースライン情報が保持されるようになった。panic 関数は文字列を repr ではなくそのまま表示する。テキスト show ルールはマッチしたテキストを含むトレースバック情報を持つようになり、マルチ文字シンボルに対応するクラッシュが修正された。context text.font は covers フィールドを反映するようになった。

Swedish、Portuguese、Czech、Latvian、Slovak、Polish、Vietnamese、Finnish、Welsh の翻訳が改善された。SimSun-ExtB が SimSun と誤ってマージされることを回避するフォント例外が追加された。正当な PDF ファイルでない非準拠 PDF ファイルのパース堅牢性が向上し、PDF ハンドリングでのブレンドモード対応が追加された。

新しい typst eval CLI サブコマンドが typst query に代わるものとなった。HTML 出力がデフォルトで縮小化される。CJK-Latin 間隔の不均一性が正当化パラグラフで修正され、lorem 関数が要求された正確な単語数を生成しない不具合が解決された。関数呼び出しのように見える数学式のレンダリングに関する複数のバグが修正され、素数と nested attachments の順序に関するバグも修正された。radii との組み合わせでの矩形ストロークのバグが複数解決された。SVG でのフォントフォールバックによる潜在的なデッドロックが修正された。target 関数は html フィーチャフラグなしで使用可能になった。

## 破壊的な変更

「この更新では path 要素が削除され、curve を使用する必要がある。pattern 型も削除され、tiling を使用すべきである。pdf.embed 要素は削除され、pdf.attach の使用が必要である。」scoped 関数 cbor.decode、csv.decode、json.decode、toml.decode、xml.decode、yaml.decode、image.decode が削除された。

## 筆者の見立て

- MathML への切り替えはドキュメントのアクセシビリティを向上させるが、ブラウザ間でのレンダリング一貫性は若干低下する可能性を示唆している。
- New Computer Modern フォントの更新により、数学フォントの書字体レターフォームのデフォルト外観が変更され、以前のスタイルは `show math.equation: set text(stylistic-set: 6)` を通じて復元できる可能性を示唆している。
- パッケージ作成者は、HTML コンポーネント作成時に blocks を明示的に使用し、ページ付きおよび HTML エクスポート間でのパラグラフグループ化の一貫性を確保すべきと解釈している。
- レイアウト改善により不適切な出力への以前の対抗措置の再検討が必要となる可能性を示唆している。

*この記事は元記事の事実のみに基づいて自動生成されました。*

## 出典

Typst, "0.15.0 - Typst Documentation", https://typst.app/docs/changelog/0.15.0/
